【重要】定額減税額を手入力した場合の年末調整の対応について
2024年の年末調整では徴収済の税額(下図赤枠)が以下条件で集計されます。
メニュー:年末調整>>年調データを入力する>>年末調整個別入力
集計期間:年末調整>>年調準備を行う>>年調期間設定の「年調集計期間」
集計金額:集計期間の各処理月の控除コード10「所得税」の合計-控除コード11「定額減税」の合計
賃金台帳出力>>その他処理を行う>>控除対象者及び月次減税額設定で控除額を計算し、2024/6以降の定額減税(月次減税処理)を自動計算にて登録された事業所は上記方法で集計した定額減税に対応した年末調整を行うことができます。
賃金台帳出力>>その他処理を行う>>控除対象者及び月次減税額設定で控除額を計算せずに控除コード11「定額減税」に手入力またはCSV取込を行われた場合は上図赤枠の集計金額が年調集計期間の控除コード10「所得税」の合計となり、控除コード11「定額減税」の金額が差し引かれません。2024年の年末調整を行うに際し、大変お手数ではございますが下記対応をお願いします。
※月次減税額設定で控除額を計算し、コード11「定額減税」に手入力またはCSV取込を行われた場合は問題ありません。
(対応が必要か確認する方法)
※①②のどちらかで確認してください
①賃金台帳出力・その他処理>>その他処理を行う>>各人別控除事績簿が出力できるか
→賃金台帳出力>>その他処理を行う>>控除対象者及び月次減税額設定で控除額を計算せずに控除コード11「定額減税」に手入力またはCSV取込を行われた場合は「対象データが存在しません」とエラーが発生します。
出力ができずエラーとなる場合は大変お手数ですが下記の(月次減税額設定で控除額を計算せずに控除コード11「定額減税」に手入力またはCSV取込を行われた場合に必要な対応)の対応が必要となります。
出力できた場合は控除対象者及び月次減税額設定が計算済ですので対応不要です。
②年末調整>>年調結果を出力する>>源泉徴収簿で下図赤枠のように二段に分かれて表示されるか
→一段で表示された場合は大変お手数ですが下記の(月次減税額設定で控除額を計算せずに控除コード11「定額減税」に手入力またはCSV取込を行われた場合に必要な対応)の対応が必要となります。
下図赤枠のように二段で表示された場合は対応不要です。
(月次減税額設定で控除額を計算せずに控除コード11「定額減税」に手入力またはCSV取込を行われた場合に必要な対応)
※①②のどちらかを行ってください。
対応方法①控除項目コード11「定額減税」の金額の合計を累計調整額の所得税欄にマイナスで入力する
入力するメニュー:年末調整>>年末調整を行う>>年末調整個別入力
行う操作:控除項目コード11「定額減税」の年調期間の合計金額を集計し、年末調整個別入力の累計調整額の所得税欄にマイナスで入力する
「定額減税」の合計金額を集計する方法:【1】【2】のどちらかで確認する
【1】賃金台帳出力・その他処理>>賃金台帳を出力する>>賃金台帳印刷の「定額減税」行の合計を給与・賞与それぞれ合計を1名ずつ確認する(下図青枠例は給与の合計額)
【2】給与賞与データ作成で「定額減税」を出力して集計する
賃金台帳出力・その他処理>>その他処理を行う>>給与賞与データ作成で給与・賞与をそれぞれを出力して「定額減税」を集計する
対応方法②月次減税額設定で控除額を計算し、各月の給与賞与計算・年末調整を再計算する
月次減税額設定で控除額を計算するメニュー:賃金台帳出力・その他処理>>その他処理を行う>>控除対象者及び月次減税額設定
控除額を計算する操作方法:※下図青枠の従業員は自動で対象外となります。
【1】データ登録の有無を「なし」を選択し、「検索」を押す
【2】「全選択」を押して「登録」を押します。
給与賞与を再計算する操作方法:月次給与計算>>月次給与を計算する>>給与一括入力で以下操作を行う
※操作は給与体系ごとになります。
※賞与は賞与計算>>賞与計算をする>>賞与一括入力で行ってください。
【1】給与体系を選択する
【2】「計算済のみ」を選択する
【2】「全選択」を押し、「登録」を押す
年末調整を再計算する操作方法:下記FAQをご参照ください。
参考FAQ:登録済の年末調整データを一括再計算できますか