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  • No : 2702
  • 公開日時 : 2023/06/29 00:00
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賃金データに通勤費(非按分)がありますが、これはどこに影響がでますか?また、どのような場合に使いますか?

賃金データに通勤費(非按分)がありますが、これはどこに影響がでますか?また、どのような場合に使いますか?
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回答

はじめに【非按分とは?】
 
例えば、6か月ごとに通勤費定期代(1か月1万円で6万円)を支給する方がいるとします。
 
この場合に
1か月あたりの通勤手当1万円を、各月登録する場合は按分になります。
支給した月に全額6万円を登録する場合は非按分に入力します。
※非按分に入力する場合は、按分に登録されている通勤費は消さず非按分に入力してください。
 
 
<<例:賃金データ月別一覧入力>>
 
 
【どのような場合に非按分に入力するのか?】
通常は按分に通勤費を登録し、按分の通勤費が労働保険で集計となりますが、事業所によって非按分分の金額で集計をされるケースがあり、その場合非按分通勤費に直接金額を入力します。
※対象事業所様の通勤費を按分とされるのか、非按分とされるのかについては、労働局にご確認ください。
 
 
【影響は?】
賃金データの通勤費(非按分)に登録したものは、労働保険で賃金を集計する際に効果(影響)が発生します。
社会保険や雇用保険に効果(影響)はありません。
 
 
 
 
具体的には、(事務組合や労働保険の)月別確定賃金入力で、自動配置をクリックした次の画面に【按分通勤費を採用する】のチェックがあり、チェックを外し集計することで、非按分に登録されている通勤費を集計することができます。
※チェック有の状態で集計した場合は、通勤費按分に登録されている金額が集計されます。
 
 
<<例:労働保険の月別確定賃金入力>>
 
 
尚、非按分への登録は手入力のみ、CSVデータの取込や給与システム側の設定変更で自動的に反映させることはできません。